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初めての参禅者は、知客から一通りの説明を受けます。禅堂に入って坐禅をする準備として、まず坐禅の仕方を教わることになります。
足の組み方
尻は真直に伸ばした背骨を据えるようにして坐布(尻当て)に置き、両足の甲を交錯させて両股に置く結跏趺坐(けっかふざ)、あるいは片足だけを股の上にのせる半跏趺坐 (はんかふざ)を組む。

足を組んだら、下腹を軸として背骨を伸ばし、尻は後ろにつき出し下腹は前に出すようにする。同時に右手の掌を上に向けて足の上に置き、左手の掌を上にして右手にのせ、両手の親指の先を軽く向い合わせて臍のあたりの位置に置く。
姿勢を整える
視線は、まず真正面をみて頭の先から尻の先まで一直線になったのを確認して、上瞼を半ば下にして半眼になり、膝から約1メートル前方に落す。

口はひきしめ、首筋や肩の力を抜いて自然に下腹に重心がとどまるようにする。そのとき姿勢は前に倒れず、左右に傾かず、鼻の穴と臍が垂直になり、耳から垂らした線が肩に落ちるようにならなければならない。
呼吸を整える
坐禅を始めるときには、まず深呼吸を3回する。
これは下腹を徐々にすぼめて身体中の悪気を全部吐き出し(呼気)、次に下腹をだんだんふくらまして天地に満ちた新鮮な空気をいっぱいに吸いこむ(吸気)。

その後は腹式呼吸に移行するが、安らかな自然の呼吸を長く続けるため、呼気、吸気とも、し尽くさないようにする。余力を残して呼気から吸気へ、吸気から呼気へとまるく循環するようにしてゆかねばならない。定が深まるにつれて、息は細く長くなって、一呼吸が1分間に5、6回から2、3回になり、呼吸に甘味と至福を感じるまでになる。

なお、呼気は吸気に比べてやや長くするのが普通である。



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